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『ひやおろし」とは??? この時期にしか飲めない「ひやおろし」を語れれば かなりの【日本酒ツウ】ですよ(*'▽')

2024/09/22

今日は、日本酒の「ひやおろし」について書きます。 この時期にしか飲めない「ひやおろし」を語れれば かなりの【日本酒ツウ】ですよ(*'▽') お付き合いくださいm(_ _ )m ≪ひやおろしとは?≫ 「ひやおろし」とは、江戸の昔、冬にしぼられた新酒が劣化しないよう春先に火入れ(加熱殺菌)した上で大桶に貯蔵し、ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことからこう呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。 ときは移って現在、日本名門酒会の「ひやおろし」も、春先に一度だけ加熱殺菌し、秋まで熟成させて、出荷前の2度目の火入れをせずに出荷されます。貯蔵の形こそ、タンクや瓶に変わりましたが、その本質は昔と変わりません。 暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠ってすごして熟成を深め、秋の到来とともに目覚める「ひやおろし」。豊穣の秋にふさわしい、穏やかで落ち着いた香り、滑らかな口あたり、まろやかな旨味、とろりとした適熟の味わいが魅力のお酒です。 ≪秋にしか楽しめない円熟の味わい≫ 日本酒は1年をかけて熟成していきますが、特に暑い盛りの夏を越えると、大変身。気温の高い夏には急速に熟成が進み、味わいの成分が馴染んで、大きく変化します。旨みが増して、まろみを帯びて、もっともバランスのよい状態に。 その熟成の旨みを、もっともよく伝えてくれるのが、この「ひやおろし」です。穏やかで落ち着いた香りと、濃密な味わいを特徴とする、まさに円熟の味わい。旨みののった秋の味覚とも、相性ばつぐんの美味しさです。 ≪2度目の「火入れ」をしないワケ≫ 日本酒では、発酵を止め、風味を悪くする微生物を殺菌し、香味を保つため、「火入れ」という低温加熱殺菌を行います。通常は2回、貯蔵する前に1度、さらに出荷直前に1度、行われます。「ひやおろし」は、この2度目の「火入れ」をせずに出荷されます。 1度目の貯蔵前に「火入れ」するのは、安定して熟成させるため。冷蔵技術が発達した現在では、「火入れ」をしない生のまま低温貯蔵することも可能ですが、それでは熟成が進まず、秋口に熟成の旨みは出てきません。 2度目の「火入れ」をしないのは、蔵元で適熟させたお酒の繊細な香りや味わいのバランスを加熱によって壊すことなくお届けするため。適熟したお酒本来の心地良い香味がいきる蔵出し風味、それが「ひやおろし」です。 ≪熟成が命、秋の深まりとともに深まる味わい≫ 「ひやおろし」が出回るのは9、10、11月、まさに秋まっさかりのシーズン。ところで、この3ヶ月の間でも、刻々と「ひやおろし」は熟成の度合いを深めていきます。暑さの残る9月にはフレッシュ感も残す味わいのお酒が、10月、11月になるとまろやかさと旨味を増し、数ヶ月でここまで変わるのか、と驚く変身を遂げます。同じお酒を月を追って飲むのも楽しいかもしれません。 いかがでしょうか。「日本酒は生き物」ということを知って頂けたと思います。 今の時期しか飲めない、季節限定のお酒です。 日本酒が苦手…なんて方もいらっしゃると思いますが、ワインの様な味わいの日本酒も取り揃えております。 秋の味覚とひやおろしで一杯いかがでしょうか? また、平日は店頭が比較的すいておりますので、お好みに合わせた「お酒」をご案内させて頂いております(無料) 皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。

『ひやおろし」とは??? この時期にしか飲めない「ひやおろし」を語れれば かなりの【日本酒ツウ】ですよ(*'▽')

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